2012年1月31日火曜日

レンズの35ミリ換算


 私たちが写真を撮る時レンズを選ぶのに必要なのは自分の見ている位置からどのくらい、左右と上下の角度の範囲が写るかということ。ただ、角度はフレームの形でも左右、上下でも違います。そこで、焦点距離で判断します。
 ところが、デジカメには色々なサイズの撮像素子があります。同じ画角でも撮像素子のサイズが違えば焦点距離が変わってきます。そこで、昔の標準だった24枚撮り、36枚撮りの幅35mmフィルムのレンズに置き換えているのが、「35ミリ換算」。
 35mmフィルムの一眼レフ標準レンズは焦点距離が50mmくらい。狭い路地など街並みとか、建築の内観をあまりゆがまないように撮りたいと思うと24~28mm。外で人を撮る時、顔をアップにしたい時は135~200mmは欲しいなど、昔から被写体でレンズを選ぶ時に感覚的に数字を覚えている人も多いためデジカメのレンズスペックにこのことばがあると写せる範囲が分かる訳です。
 例えば、「××ズームレンズ 5~100mm(35ミリ判換算 約28~560mm)撮像素子1/2.33型CCD」という具合。ちなみに1/2.33型CCDのサイズは6.2mm×4.6mmだそうです。一眼レフのデジカメに多いのは35mmフィルムの半分、ハーフサイズのAPS-Cサイズ(23.4×16.7mm)、最近はやりソニーのミラーレスもこのサイズ。また、他社レンズも使えるようにしようとフォーサーズ規格(17.3×13.0mm)を広めようという動きもあります。

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