2012年2月20日月曜日

ヨーロッパとアジアを繋ぐ


 アニメが始まったかと思ったら某建設会社のCM「ボスポラス海峡トンネル」篇。トルコのイスタンブールは金角湾を挟んで旧市街と新市街に分かれる。その東側にボスポラス海峡がある。ボスポラス海峡の南はエーゲ海に繋がるマルマラ海、北には黒海がある。西岸がヨーロッパ、東岸はアジア、どちら側も高級別荘地になっていて海峡クルーズではその屋敷を眺めるのも観光になっている。
 オリエント急行のヨーロッパ側の終着駅はイスタンブール(コンスタンチノープル)のシルケジ駅。その地下駅とアジア側のウスキュダル駅を繋ぐ鉄道用の海底トンネルが2008年に完成。ヨーロッパ側で遺跡が出たため工事は遅れていたが、地下鉄として来年開業するようだ。海底部分は首都高湾岸線の多摩川の下などで使われた沈埋工法なので、CMは陸のシールド工法のトンネルに降りる立て坑のシーンと思われる。
 そもそもこの計画は1860年に最初の設計図が描かれ、トルコ国民150年の悲願といわれているらしい。これで鉄道もアジアとヨーロッパが繋がることになる。
 ちなみに、このボスポラス海峡にはヨーロッパとアジアを繋ぐ2本のつり橋が架かっていて、こちらは自動車用。1本はヨーロッパの(トルコのガイドによると)ドイツが造ったボスポラス大橋で、もう1本はアジアの日本が造ったファーティフ・スルタン・メフメト橋(通称第二ボスポラス橋)。これは東京を起点とするアジアハイウェー1号線の西の端にあたる。現在アジアハイウェイ福岡ー釜山間はフェリー。ここも海底トンネルで繋ぐと……。